新しい自分へ。

アダルトチルドレン、たまに過食・拒食・嘔吐、元自傷行為(リストカット.OD)、元恋愛依存、元風俗嬢。

過去と、さよならしたいです。

幸せな家族 3

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私が、自分はアダルトチルドレンじゃないかと疑い始めたのは、今から4年前くらい。



自分の人との接し方の下手さとか感情の起伏の激しさとかに、どうすれば上手く付き合っていけるのかネットで調べたことがきっかけ。



ある記事を読んで、そこに出てきたアダルトチルドレンって言葉に興味を抱いた。



初めは自分とは結びつけずに、単純に気になる程度でどんどん調べていった。



大人になりたくない子ども?

大人みたいに出来すぎた子ども?

そんなような意味だと思って調べたら、的外れすぎてびっくりした。



しかも調べるうちに、私に当てはまることが多すぎる。と、思った。

だけど、全部が全部当てはまるわけじゃない。似てるけど、当てはまらない。



アダルトチルドレンという言葉と出会って半年くらいしてから、私はカウンセリングを受けることにした。



目的は、私がアダルトチルドレンなのか、そうではないのか。はっきりさせるため。



カウンセリングの最後に、

「私はアダルトチルドレンですか?」


と、聞いてみた。


「そうだと思いますよ。」


誰かにそうだよと言われて、


私の元々の人格がおかしかったわけではないんだ。

環境で、こうなるしかなかったんだ。


と、安心した。

回復できるかもしれない。



話を聞いてくれた女性はとても優しそうな雰囲気で、だけど私自身学生でお金もなかったので、カウンセリングはその一回で終了した。



アダルトチルドレンだと自覚して、早4年。

未だに回復はしていないと思う。

だけど、確実にあの頃よりも良くなってきている。



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幸せな家族 2

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『おかあさんて いいにおい

せんたくしていた においでしょ

しゃぼんのあわの においでしょ』


童謡の「おかあさん」って曲の歌詞。


それぞれお母さんのにおいで思い浮かぶものがあると思う。


私の場合、それがアルコールと煙草のにおいなんだけど、不思議ととっても落ち着くんだよね。



お母さんはお酒をよく飲んでいたんだけど、ある時私に言ってきた。



「女の子より、男の子が欲しかった」



それを聞いて、多分ショックを受けてたと思う。

でもその時の自分は、だからこんなに厳しく怒ってくるんだ。だから休みの日に作ってくれるご飯の量が多くて、全部残さず食べないと怒られるんだ。



だから、


「泣く子は嫌い」

「泣く子はウチの子じゃない」

「泣く子はいらない」


って言われるんだ。って思った。



男の子のように育ててるのかな?って。

自分の中で、今の状況を肯定的にする材料にした。




泣く=悪いこと



今でもその考えが抜けない。

不思議と1人になると、こんなに泣く人なんだ!ってくらい、涙が溢れて止まらなくなることがある。



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幸せな家族 1

【幸せな家族】ってなんだろう。


人それぞれイメージがあると思う。

例えば私なら、


お父さん、お母さん、お兄ちゃん、妹がいて、


朝は、日差しのよく差し込むリビングに朝食が用意されていて、それぞれ起きてくる家族にお母さんが「おはよう」とか「今日は何時になりそうなの?」なんて聞いていて、


夜は、家族みんなでテーブルを囲んで、今日あったことなんかをみんなで話している。


そんなイメージ。教科書に出て来そうなやつ。




私はこんな絵に描いたような幸せな家族に憧れていて、だけどその反面で幸せだけの家族なんて存在するわけないよね。とも思ってる。




私の家族は、


お父さんとお母さんは離婚、お母さんとおばあちゃんの3人暮らしで、おじいちゃんは朝と夜だけ仕事の道具を取りに来ていた。


お母さんは夜働いていて、夕方くらいから明け方まではずっと家にいなかった。おばあちゃんも朝から夕方まで働いていた。



物心着いた時から、ずっと1人でご飯を食べてきたから、きっと幸せな家族をイメージするときにみんなでテーブルを囲んで食事する場面が真っ先に浮かぶのかな?



でもね、このころの私は全然寂しいと思わなかった。小さい頃から、当たり前の普通の暮らしがこれだったからっていうのもあるけど、それを差し引いても全く思わなかった。



お母さんはよく私を怒る人で、良いところはあまり褒められた記憶がないけど、悪いところは徹底的に怒られた。



例えば時間を守らなかった、とか

約束を守らなかった、とか

怒られて当たり前のことなんだけど。



時には蹴られたり、テレビのリモコンが飛んできたり、外に出されたりもした。



私が寂しくなかったのは、一緒にいると怒られてしまうから。というのが一番な理由だったのかもしれない。